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座礼の仕方

弓道の基本動作である座りながらの礼(座礼)が上手く出来ていますか?
座礼の仕方は、背筋が曲がらないように伸ばし、頭が前後に揺れないようにして正しく座った状態のまま、吸う息で上体を屈め、自然に両手が動くように礼を行ことが大切ですね。

 

 

礼の様式には、指建礼、折手礼、拓手礼、双手礼、合手礼などがあり、時、所、位に応じて礼を行うようにします。
そして、体が15度くらい前に屈した時には、手は体の側面にきて、手のひらをももにつけて、指先だけを床に接するよにするのですが、この位置から上体を戻す礼を指建礼(しけんれい)といいます。

 

 

更に、手は指建の位置のまま上体を40度くらいに屈して、手のひらが軽く床に触れてから、両膝頭を結んだ線まで指先が進んだ位置から、上体を戻すのを折手礼(せきしゅれい)。

 

 

更に、上体を45度に屈すると拓手礼(たくしゅれい)と言い、そこから手が前腕から離れないように押しすすめて徐々に手が寄り、手元が15cm、手先が9cmくらいに手が寄るものを双手礼(そうしゅれい)。
そこから両手の人差し指と親指がついた際、前腕全部が床に着き、振れている両手の人差し指と親指が顔の真ん中の鼻筋にくるものを合手礼(ごうしゅれい)と言います。

 

 

また、合手礼などの深い礼の場合は、背中が床と平行になる程度にすると良いでしょう、
それぞれの礼とも、屈する終わりまで息を吸い、止めている間に息を吐くようにします。
そして、礼が終われば再度息を吸いながら静かに上体を起こし、体に沿って両手を元の位置に戻します。これを礼の三息と言います。

 

 

このように基本的な礼は、吸う息で上体を屈め、屈めたままで息を吐き、吸う息につれて上体を起こすようにします。
その際には背中が丸くなりやすいですし、腰を浮かせたりしないように気をつけて、頭を前に伸ばす感じで、起き上がるようにすると良いでしょう。

 

 

弓矢を持っている場合は、弓を持っている左手は動かさないで、矢を持っている右手だけを座礼の時と同じように移動させます。
弓道場内では、深い礼以外は上体の深さの基準は45度なので、屈体の角度や右手の位置は拓手礼の様式に従い、体を屈める角度は45度で、屈めても背筋は伸ばしたまま保ち、両手は体に沿って前に出し、指先を内側に向け、呼吸に合わせて三息で行うようにしましょう。

 

 

この教士七段 増渕敦人監修の弓道上達革命DVDでは、座礼はもちろん、入場から退場まで、全ての動作の注意点を詳しく映像で説明してあります。試合や審査でも必要になりますので、今のうちにしっかり正しい基本動作を身につけるようにしましょう。

 

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