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残心の重要性

残心の重要性を理解していますか?
矢を放った離れの後の姿勢が残身(残心)になり、弓を引いた後の姿勢をしばらく静止させて維持する行為になります。

 

 

足踏み、胴造り、引き分け、会、離れと続き、射の結果が残身となるので、残身は言わば射の総決算とも言え、全ての過程を正確に行うことで得られるものです。

 

 

その為、手や足はもちろんのこと体全体を動かさないで離れの姿勢を崩さず、緊張を保って気を緩めてはいけません。
つまり、射は精神(残心)と形(残身)をそのまま保たなければいけないのです。

 

 

そして、離れの後の姿勢を保つ時には、力で残すのではなく、会での伸び合いでおのずと離れが生じ、その延長として残身があり、正しい手順で離れが出来ていれば正しい残心がとれます。
体の中心から伸びあって体が開いて、肩が開くようになれば左右の拳が矢筋に同時に動いて、自然と肩と同じ高さに静止するはずです。

 

 

したがって、矢が放たれた後は、弓手と妻手が肩のラインより、上でも下でもいけません。
また、射の後も視線は的に向けたままにしておき、弓の上端にある弦輪をかけるところの末弭(うらはず)が的の方に倒れないようにします。

 

 

残身では、正しい離れが出来たかどうか行射の結果が感じ取れるので、自分の構えや形が上手く出来たかどうか振り返って、頭の中で整理することが出来ます。
いずれにしても残身をおろそかにせず、射手の品位も出るので目先の中りに固執せずに、その重要性や大切さを理解して残身の美しさにも気を配りましょう。

 

 

なお、残身が終わると、左右の手を腰におき呼吸に合わせて弓倒しに入って、その後に顔を的から離して正面に戻す物見返しをして、執弓の姿勢に戻ります。

 

 

この教士七段 増渕敦人監修の弓道上達革命DVDでは、足踏みから残身までの8つの動作を分習法にて解説してあります。

最後には1連の動作を行っていますが、すべての点を体得できれば、DVDの映像のような品位のある綺麗な射形を維持できるでしょう。

 

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