もたれを克服するには?
もたれでお悩みではありませんか?
弓道でもたれとは、離れが10秒以上できない状態になりますね。
原因としては、早気と同様にメンタルが大きく関わっていると言われています。
大会や試合などでの勝敗がかかった行射や団体戦でのプレッシャーのかかる場面では、どうしても中てたいという気持ちが射技に微妙に影響を与えてしまうものです。
そもそも矢を放つ時というのは、引手で矢を持っている状態ではありますが、意識して放とうとすると、かえって手に力が入って左右のバランスが身体の中心線から崩れてしまいかねません。
その為、離れでは無意識のうちに勝手に矢が放たれたというのが理想でしょう。
高校生なら会の時間は4〜7秒後くらいと言われており、これが長くなり、会の状態で持つということは呼吸も乱れて、体力を消耗してしまいますよね。
そのようなもたれの状態で矢を放ったとしても、的中率が大きく下がってしまうのは目に見えています。
そして、しっかり伸び合い・詰め合いが出来ていれば、そこからリズム良く離れに移るようにする必要があります。
その為、もたれを治すにはリズムを大切にしながら頑張り過ぎないで8割くらいの力でも矢は飛び的中するということをイメージしながら練習し、試合でも同様に出来るようにすることが、もたれを克服するには大事です。
また、どうしても離れで矢を持ち続けてしまうと言う人は、少し弓を強くしてみるのも一つの治し方ですね。
上達してくると、早気やもたれなどが射形の乱れに繋がることがあるので、早めに対処して適正な射形に調整しておきたいものです。
いずれにしても、射技の安定には精神面が大きき関わっていると言われているので、この機会にメンタルトレーニングのやり方なども学んでおけば、試合でも的中率が上がるのはもちろん、自分の心が本当に納得いく弓を引く上での助けになるでしょう。
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