物見の手順
顔を向けて的を見定める物見がしっかり出来ていますか?
取懸け、手の内が出来たら物見へと移り、弓構えの動作は完了しますが、丁寧に正しく向けることが大切ですね。
物見の手順とコツとしては、取懸けから手の内までは視線は手元にありますが、ここから手の内を整えた左手を斜め後方である背中側に向かって10センチ程度押し開いた後に的に顔を向けるようにします。(足は足踏みの位置から動かさない)
この時に、顔を強く向けるようにすると狙いが定まりにくく姿勢も崩れやすくなるので、声をかけられて振り向くような自然な感じで顔を的に向けます。
そして、的を見定める時には、それぞれの瞳を右目頭と左目尻に寄せるようにして的を見るようにします。この状態を「目尻目頭の準(めじりめがしらのかね)と言います。
そして物見で的を見定めた後は、行射が終わるまで頭や視線を動かさないようにします。
また、中学生、高校生そして初心者には、物見を一つの動作として重要視してない方がいます。上体の姿勢がここで崩れては手の内まで意識してきた正しい姿勢が歪んでしまいます。
また、物見が浅いと、得てして弦が頬を打ってしまいます。物見は顔を向けるだけの動作と思っておろそかにせず、右目でしっかり的を見るようにしましょう。
待望の中級者向け!弓道DVDがリリース!
関連ページ
- 足踏みのコツ
- 胴造りのコツ
- 弓構えの留意点
- 取懸けの手順
- 手の内の作り方
- 打ち起こしの高さ(角度)と手順
- 引き分けと大三の留意点
- 会の構成の留意点
- 離れのコツ
- 残心の重要性
- 早気の直し方
- 弓道の練習で出来るマメ
- 大三以降の引き分けのコツ
- 狙いのつけ方(的付け)
- もたれを克服するには?
- 口割りが低くなってしまう
- 平付けを改善するには?
- 顔向けの不正
- 顔を打つ
- もたれの技術的要因
- 胴造りの重要性について
- 詰め合いと伸び合いとは?
- 羽引きと円相の構え
- 弓道の押手について
- 会の意識とは?
- 引き分けができない
- 利き目の調べ方
- 大三から引き分けの留意点
- 弓構えで人差し指に力が入りすぎる
- 取り懸けのやり方と矢の位置
- 取り懸けの親指と弦の位置
- ゆがけの使い方の押さえてきたいポイントとは?
- 良い射のイメージを持つことが上達の近道
- 手の内の射癖!大三で崩れるのは?
- 会で射癖を生じさせない意識するポイント
- 打ち起こしの射癖!意識する感覚とは?
- 物見の射癖!狙いの見え方も変わってくる
- 引き分けの射癖!会に入る前のチェツクポイントとは?
- 離れの馬手について!理想は自然に見えること
- 引き尺がとれない、足りない
- 離れでのひねりの力について
- 弓道の大会で緊張・あがりはなぜ起こる
- 中押しのポイントとは?上手くできないなら、、、
- 行射動作とその確認には時間が必要?!早気の解決を困難にしているものとは?
- 残心の形!意識するポイントとは?
- 的の見方と弓手の動きの関係!的中率を上げる狙いのつけ方とは?
- 射の運行イメージを持って練習すれば的中率も上がる?!
- 離れ(狙い)の悪癖の直し方
- 肩や肩甲骨の動きについて!肩が上がる矯正法とは?
- 上級者を目指すなら守破離を旨としよう
- 取り懸けに違和感があるならゆがけの中の指に注目しょう
- 弓手の手の内と弓!注意点と押さえておくべきポイントとは?
- 【何秒必要?】会は考えることではない!体の感覚でイメージしよう!
- 口割りが低い!直し方と練習法とは?