弓手の手の内と弓!注意点と押さえておくべきポイントとは?
弓道の五十重文字のひとつに弓手の手の内と弓というのがあります。
手の内で重要なことは中押しであることですが、弓は握り込まず、手のひらをすぼめるように親指の付け根と小指の付け根を近づけるような締め方をし、中指と弓が十字に交わるように注意しなければなりません。
また、的に対して真っすぐに押す中押しにするためには手の内を作るときに天文筋を正しく当てることも大切でしょう。
天文筋に沿って弓を握れば拳の盛り上がった部分が弓に対して一直線になるからです。
具体的には、天文筋を弓の外竹(弦をかけた弓の外側の面)の左角に当て、内竹(弦をかけた内側の面)に中指と薬指、小指をそろえて軽く当てますが、最後まで天文筋のあたりを弓から離れないようしておくことも大事なポイントです。
中押しをするためには、正しい手の内を作り、肘は軽く曲げて肩、肘、手首に余分な力を入れずにその形を維持します。
弓構えでは手の内をつくり、打ち起こしから大三、引分けてきて会まで、この中押しの形をキープします。手の内では弓を握るというよりも支えて押すイメージで動かすと良いのかもしれません。
そのためには、中押しで最後まで引くために手の内の整え方が大切になります。
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