的の見方と弓手の動きの関係!的中率を上げる狙いのつけ方とは?
弓道の狙いは、28メートル先の的を自分にひきつけるような感じ定めますが、的の見方と弓手の動きには深い関係があります。
的の見方は狙いのつけ方でもありますが、これは射法八節の弓手の動きの流れの中で大きく次の4つにわけることができます。(狙いの付け方は、両眼で見ますが右目が主体)
まず顔を的に向ける物見をして打ち起こしたときに見える的の位置が第一の狙いです。
ここから大三に移行したときの引き分けした状態では、的と腕が重なって見えます。(両眼で見ているため)
この状態の狙いを第二の狙い。
肘の裏側あたりに見える的を、前腕の外側の縁沿い(側面)に転がすように移動させ、的が離れないようにして押し開いていきます。
その次に、左こぶしの上方(人差し指の付け根の関節の内側あたり)に狙いがついてきます。ここが第三の狙いです。
このあと会で弓を握る左こぶしの上方と弓の藤頭あたりの左外側に左半分が見えます。(半月)
この会での狙いが第四の狙いとなります。
会での的の見え方は半月が要領が良いと言われますが、個人差があり必ずしも正しい狙いが半月に見えるわけではありません。
弓の左側に的が全部見える「満月」、弓の中に的が隠れている状態の「闇」の場合もあります。
指導者に見てもらって、正しい狙いをしているときの見え方が、その人の見え方になります。
いずれにしても、的の見方、いわゆる第一から第四までの狙いの付け方がいつも一定であれば、弓手の開き方も同じように動かすことができるということです。
したがって、的の見方と弓手の動きの関係を理解することは、いわば的中率を左右する狙いのつけ方と言えると思います,、
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