もたれの技術的要因
弓道でもたれ、遅気で悩んでいる人も少なくありませんね。
もたれを克服するにはのところでも既に説明しましたが、適度なタイミングを逃して持ちすぎてしまう現象です。
精神敵的な要因は、「顔や腕を払ってしまうかもしれない」などの離れの恐怖心や会が充実していないことなどがあります。
学生の方で15秒くらい持ってしまう人もいます。
離れを出すのは良くない、自然に離れないいけないという教わり方をしているので、技術的に離れを出す為の働きかけを何もしていないことがあるかもしれません。
多くの人は誤解しているのですが、離れは自然に出るものではなく、外見上は不自然に見えないということで、初心者のうちは特に、離す為の技術も必要になるのです。
それには、親指で押しこんでも握り込んでもいいので、弓手の角見から離れを誘うように、馬手はゆるまないようにしておきます。
引分けから残心までは働きが繋がっているので自然な離れと言うのはいいと思いますが、まずは弓手で離れを誘うということを覚える必要があると思います。
それがしっかり出来るようになって段階を踏んでレベルアップしてきたら、胸を開くことを意識して、最後には丹田でエイッと離れを出せるかどうかでしょう。
この時には角見がきいていて、馬手も張っていて残心まで一直線に離すのがベストです。
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