離れ(狙い)の悪癖の直し方
弓が離れた瞬間の動作である離れに悪癖があるという人はたくさんいます。
離れた後に弓手が前に出てしまう、こういう人は狙いが後ろについています。
後ろについている人は弓手を前に出す人が多いです。
狙いが前に付いている人は、離れの瞬間に振り込もうとしがちです。
狙いが高い人は、当然、狙いを下げながら離す人が多く、反対に狙いが低い人は、離れの瞬間に突きあげながら離す人がいます。
このように狙いは、しっかりと付けないといけません。
理想の狙いというのは、的の中心線に立っていますから、的の中心線に会での矢乗りがぴったりと合うことです。
そして、射の運行は、弓は床と垂直、矢は常に床と平行が理想です。
特に矢の動きが常に床と平行です。打ち起こし、会、大三でも平行で、流れの中でも矢が床と平行に下りてくるのが理想です。
ですが、自分で直すのは難しい…。
弓道は的に対して弓を引くので、1人でも稽古をすることは可能ですが、自分では正しくできているつもりでも、自分自身の変化などを客観的に捉えることは難しいケーズがあるのも事実です。
また、狙いでも自分では矢がきちんと的についているつもりでも、ズレている場合があります。
こういうときには初心者はもちろん中級者も、第三者に見てもらって直してもらうのが良いでしょう。
指導者や仲間のアドバイスをもらいながら、協力して稽古することが上達へつながります。
なので、悪癖の矯正の仕方は、的の後方に1人、背面に1人の計2人に見てもらって直してもらいます。
直し方ですが、後方から狙いを見ている人は、「どうなっているからどうしなさい」というように、具体的にわかるように説明してあげるのがポイントです。
後方から弦を取る場合は、実際に弓とか手を触って悪癖を矯正してあげてください。
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