取懸けの手順
右手(妻手)で矢と弦を押さえる取懸けが上手く出来ていますか?
とりわけ弓道を始めたばかりの初心者の中学生で、一度で取り掛けをビシッとできない選手も少なくないでしょう。
取懸けが正しく行われないと、弦が十分に引けなくなり矢を放つ妨げになるなど、行射に差し響いてきますね。
取懸けの手順としては、矢を弦に掛けた位置から10センチ程下に、親指の付け根あたりにあるゆがけの弦枕(つるまくら)にかけ、帽子(ゆがけの親指部分)の先がら中指がやや出るようにして、親指に人差し指と中指を重ねて押さえます。
そして、外側に右手首を軽くひねりながら番えた矢の位置まで弦に沿ってこき上げて、右手を移動させます。矢と帽子の上端との間隔が矢1本分くらいあけ、弦と帽子の角度が90度になるように位置を決めます。
また、取懸けで右手の親指に人差し指と中指を重ねて押さえる際には、指の第一関節を曲げて均一に2本の指に力を入れて押さえるようにすると良いと思います。
押さえる力が弱いと、伸び合いを持続できずに矢を発射してしまう早気などの射癖の原因にもなるなど、取懸けは細かい動きや位置が大切になってくるので、細心の注意を心がけて行いましょう。
なお、この動作は弓構えの中でも、体と弓の接点であるため非常に重要なポイントになり、特に気をつけなければいけない注意点があります。
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押さえておきたい弓構えの留意点やコツをお教えします!
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