物見の射癖!狙いの見え方も変わってくる
物見が浅くなったり、傾くということはありませんか?
物見(顔向け)が正しくできていないと、姿勢や狙いにも影響を及ぼします。
その為、顔の向きや頭の傾きなどの弓構え(物見)の射癖には注意が必要です。
物見は自然で無理のないように顔を向けて的を見定め、弓を構えるようにしますが、引き分けとともに変化してしまうこともあります。
最初に弓構えで正しく物見を行って行射が進んでもそれが変わらないようにしなければなりません。
顔の向きは、自然な物見であれば、瞳は右目目頭、左目は目尻になります。
ですが、物見が深すぎると肩まで回転してしまうので良くありません。
逆に物見が浅すぎると頭も傾きやすくなり照りがちになりやすくなります。
頭の傾きは、自然な向き加減にして頭の傾きが生じないようにし、矢を射る最後まで自然な向きをキープします。
伏せすぎてしまうと、重心が前になりがちになり、弦が頭に当たったり髪の毛を払ったりしやすくなります。
逆に照りすぎると、胸が出て上体が反りやすい引き方になり、概して角見の働かない射手に多く見られます。
物見のあり方によって目の位置が変わり、狙いの見え方も変わってきます。
わずかの違いでも射の良し悪しを左右します。
物見が深くなると狙いが左になりやすく、浅いと右になりやすいです。
頭が傾いて伏せれば狙いが右になりやすく、照ると左になりやすくなると言えます。
このように物見のあり方と狙いのつけ方は極めて密接な関係にあります。
癖のない適正な物見が習得できるように指導を受け、微妙な力加減まで覚えるようにすることが理想です。
待望の中級者向け!弓道DVDがリリース!
関連ページ
- 足踏みのコツ
- 胴造りのコツ
- 弓構えの留意点
- 取懸けの手順
- 手の内の作り方
- 物見の手順
- 打ち起こしの高さ(角度)と手順
- 引き分けと大三の留意点
- 会の構成の留意点
- 離れのコツ
- 残心の重要性
- 早気の直し方
- 弓道の練習で出来るマメ
- 大三以降の引き分けのコツ
- 狙いのつけ方(的付け)
- もたれを克服するには?
- 口割りが低くなってしまう
- 平付けを改善するには?
- 顔向けの不正
- 顔を打つ
- もたれの技術的要因
- 胴造りの重要性について
- 詰め合いと伸び合いとは?
- 羽引きと円相の構え
- 弓道の押手について
- 会の意識とは?
- 引き分けができない
- 利き目の調べ方
- 大三から引き分けの留意点
- 弓構えで人差し指に力が入りすぎる
- 取り懸けのやり方と矢の位置
- 取り懸けの親指と弦の位置
- ゆがけの使い方の押さえてきたいポイントとは?
- 良い射のイメージを持つことが上達の近道
- 手の内の射癖!大三で崩れるのは?
- 会で射癖を生じさせない意識するポイント
- 打ち起こしの射癖!意識する感覚とは?
- 引き分けの射癖!会に入る前のチェツクポイントとは?
- 離れの馬手について!理想は自然に見えること
- 引き尺がとれない、足りない
- 離れでのひねりの力について
- 弓道の大会で緊張・あがりはなぜ起こる
- 中押しのポイントとは?上手くできないなら、、、
- 行射動作とその確認には時間が必要?!早気の解決を困難にしているものとは?
- 残心の形!意識するポイントとは?
- 的の見方と弓手の動きの関係!的中率を上げる狙いのつけ方とは?
- 射の運行イメージを持って練習すれば的中率も上がる?!
- 離れ(狙い)の悪癖の直し方
- 肩や肩甲骨の動きについて!肩が上がる矯正法とは?
- 上級者を目指すなら守破離を旨としよう
- 取り懸けに違和感があるならゆがけの中の指に注目しょう
- 弓手の手の内と弓!注意点と押さえておくべきポイントとは?
- 【何秒必要?】会は考えることではない!体の感覚でイメージしよう!
- 口割りが低い!直し方と練習法とは?